はじめに
よく韓国のガイドブックなどでも日本の鯛焼きに似ているお菓子として『プンオパン(鮒焼き)』が紹介されていると思います。
私はプンオパンが好きで、ある日韓国旅行中にその「プンオパン(鮒焼き)」を買ったのですが、お店のおじちゃんが入れてくれた袋には「インオパン(鯉焼き)」と書いてあったのです。
その時は、魚の形であんこが入ったお菓子だし、この「フナ」と「コイ」の違いはお店によって名前の付け方が違うだけだと思っていました。
しかし、なんだか気になって調べてみると、どうもプンオパンとインオパンは別物のようなのです…
意外と知られていないであろうプンオパンとインオパンの真相についてお話ししていきたいと思います。
プンオパン(鮒焼き)って何?
プンオパンとは、日本の鯛焼きと同じようにように魚の形をした生地の中にあんこが入っているお菓子です。
お店によっては中にクリームを入れたプンオパンを売っているお店もあります。
プンオパンは日本の鯛焼きよりサイズは小さめで、3個1000w(約100円)ほどのリーズナブルな値段で道や駅などの出店で買うことができます。
最近はインオパンを売るお店も多いので、インオパンを知らないと、プンオパンだと思って食べているものが実はインオパンだという可能性も大いにあると思います。
プンオパンとインオパンの特徴、違いは何?
プンオパン(불어빵/鮒焼き)
・生地は小麦粉の割合が高い。
・外から中のあんが透けて見えない。
・お腹の部分にのみあんこが入っている。
・形は丸みと厚みがあってぷくっとしている。
・表面綺麗でパリッとしていて脂っこくない。
・においは淡白であまりしない。
インオパン(잉어빵/鯉焼き)
・生地はもち米の割合が高い。
・生地は薄くて中のあんこが透けて見える。
・頭からしっぽまで全体にあんこが入っている。
・形はプンオパンと比べると細身でシュッとしている。
・表面は少し脂っぽい。
・香ばしいにおいがする。
スーパーで買えるプンオパンを模したオススメおやつ
チャムプンオパン(참 붕어빵)
プンオ(鮒)の形をしたスポンジのなかに、あんことお餅とチョコクリームが入ったお菓子です。
あんことチョコレート⁈って思われる方もいると思いますが、意外といけます。
実物はこんな感じでございます。
味も美味しくて、ひとつひとつかわいいパッケージで個包装されているので、お友達や会社のばら撒き土産にも最適で喜んでもらえます。
プンオサマンコ(붕어싸만코)
日本の鯛焼きアイスと似ていて、プンオパンの形をしたモナカの中にバニラアイスとあんことお餅が入ったアイスクリームです。
韓国のスーパーやコンビニエンスストアにはレギュラー的存在で置いてあります。
ちなみに「싸만코(サマンコ)」とは…韓国語の싸고 많은(安くてたくさん)の造語だとか。
国民に愛されているアイスクリームです。
まとめ
プンオパンとインオパンは形だけではなく、生地やあんこの入り方、食感まで…違う食べ物と言えるのではないでしょうか。
プンオパンとインオパン自分はどちらが好きなのか食べ比べしてみるのもおもしろいかもしれません。
ちなみにわたしは薄い皮であんこがたっぷりのインオパン派です。
プンオパンもしくはインオパンをまだ食べたことがない方は、ぜひ韓国旅行の際にお店を見つけて食べてみてください。
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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
タッカンマリナでした!
アンニョン☆
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