はじめに
今回は、韓国旅行の際に私達日本人が間違えやすい韓国語についてお話ししたいと思います。
その中でも、今回は「여기 자리 있어요?」という私達が韓国旅行中に聞かれてもおかしくない韓国語について、私が失敗した実話を基にお話ししていきます。
中級以上の方はご存知の方も多いと思いますが、初心に戻って共感していただけたら幸いです。
『여기 자리 있어요?』とは?
まず、「여기 자리 있어요?(ヨギ チャリ イッソヨ?)」とは、この席に自分が座ってもいいか相手に尋ねる際に使う韓国語です。
韓国では、カフェや乗り物の待合室など自由に席に座る場面で聞かれることが多いです。
実際にあった『여기 자리 있어요?』事件
私がまだ韓国語を習い始めて間もない頃、友人と韓国旅行に行った際にこの事件は起こりました。
あるカフェで友人と座って話していると韓国人の女性がやってきて、私達の隣の席を指差して「여기 자리 있어요?」と尋ねてきました。
私は、『あ〜、となりの席が空いているか聞いてるんだな』と理解して、「네. 있어요. (はい、ありますよ)」と返事をしました。
それにも関わらず、そのお姉さんはその席に座らず、また違う席に向かって行ってしまいました。
なぜお姉さんは空いているこの席に座らずに立ち去ってしまったのか、何かこの席が気に入らない理由があったのか、私達は理解できずにモヤモヤしてしまいました。
しかし、後々韓国語を学ぶうちに、お姉さんがその席に座らなかった理由がわかり反省をしました…
あの時のお姉さんごめんなさい。
では、なぜお姉さんが席に座らなかったのか解説していきたいと思います。
解説
まず「여기 자리 있어요?」は直訳すると「ここ席ありますか?」となります。
日本人は、席に座っていいか尋ねる時に「ここ席ありますか?」や「ここ席空いてますか?」と尋ねることが多いので、習慣的に「있어요. (あります)」と答えてしまうと思います。
しかし、この「여기 자리 있어요?」は韓国では、「ここの席に人がいますか?」という意味で使われます。
「席があるか」ではなく、「人がいるか」なのです。
なので、カフェでお姉さんに私が言った「있어요(席あります)」は、お姉さんには「있어요(座ってる人がいます)」と伝わってしまっていたのです。
ここで私がお姉さんにしなくてはいけなかった返事は「없어요(座ってる人はいません)」だったのですよね…
それではお姉さんは違う席に行ってしまうはずです。
あ、これ、逆にこちらから「여기 자리 있어요?」と席に座ってもいいかを聞いて「있어요. 」と返事が返ってきても『やった!席空いてるんだー』と思って座らないように気をつけてくださいね。
人がいる席に座られちゃうと困っちゃいますから…
頭の片隅にでも覚えて置いていただけたら幸いです。
その後も韓国で「여기 자리 있어요?」って何回か聞かれたことがあったのですが、正直未だにちょっと戸惑います(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は直訳のまま日本人の感覚で返事してはいけない「여기 자리 있어요?」についてお話しさせていただきました。
「席があるか」ではなく、「人がいるか」を尋ねていることを覚えておいてくださいね。
少しでも、皆様の旅のお役に立てましたら幸いです。
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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
タッカンマリナでした!
アンニョン☆
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