韓国にも土用の丑の日があるの?
韓国にも日本同様に暑い夏に夏バテをしないよう、暑気払いとして滋養食を食べる日があります。
日本では土用の丑の日にうなぎを食べる風習がありますが、韓国では日本の土用の丑の日とは日にちも違い、伏日という日に参鶏湯を食べる風習があります。
伏日とは?
毎年7月から8月にかけて3回あり、1回目の伏日を初伏、2回目を中伏、3回目を末伏といいます。
今年2020年の伏日(복날/ポンナル)は…
- 初伏(초복/チョボク) 7月16日
- 中伏(중북/チュンボク) 7月26日
- 末伏(말복/マルボク) 8月15日
ちなみに伏日は、旧暦の庚の日にあたるため、毎年日にちが異なります。
伏日には、参鶏湯屋さんでは参鶏湯を求めてやってくる人の行列ができたり、スーパーでは家庭で作るように参鶏湯用に処理した若鶏や材料がセットになって売られたりします。
参鶏湯(삼계탕/サムゲタン)とは?
若鶏のお腹の中にもち米や高麗人参などの漢方、ナツメ、栗、松の実などを詰めて煮込んだ料理。
お店で注文すると丸ごと一羽出てくることが多いですが、반계탕(パンゲタン)といって鶏を半分にしたメニューがあるお店もあります。
少食な方はパンゲタンでも十分楽しめるのでオススメです!
ソウルでオススメの参鶏湯専門店☆
私、タッカンマリナが実際に訪れて美味しかった
参鶏湯屋さんをご紹介します。
土俗村参鶏湯(토속촌삼계탕)
景福宮駅の近く、西村エリアにある有名な参鶏湯専門店。
『ソウル 参鶏湯』と検索すると必ず紹介されているほどの名店で、観光地の近くということもあり店を訪れる外国人も多く、伏日じゃなくても時間によっては待たなければならないほどです。
こちらのお店の特徴は、スープは少しとろみがあり、鶏のうまみがたっぷりで濃厚です。
普通の参鶏湯だけでなく、昔宮中で食べられていたという黒い烏骨鶏の参鶏湯もあり、真っ黒な烏骨鶏がある意味映えます(笑)
私はちょっと食べる勇気がなかったですが…
韓国で初めて参鶏湯を食べたい方には、味だけでなく立地的にもオススメできるお店です。
住所:ソウル特別市 鍾路区 紫霞門路5キル 5
(서울특별시 종로구 자하문로5길 5 )
地下鉄3号線景福宮駅 徒歩で約7分
江原亭参鶏湯(상원정삼계탕)
ソウル駅のお隣、南営エリアにある参鶏湯専門店。
ソウル3大参鶏湯の一つといわれており、こちらもまた人気店です。
土俗村と比べると、スープはサラッとしていますがしっかりと鶏のうまみは出ています。
ネギと松の実がたくさん入っていて、比較的あっさりと食べられる上品な参鶏湯です。
味だけでなくビジュアルも素晴らしい!
住所:ソウル特別市龍山区元暁路1街48-7
(서울특별시 용산구 원효로1가 48-7)
地下鉄1号線南営駅 徒歩で約5分
ソウル3大参鶏湯とは…
- 土俗村参鶏湯
- 湖水参鶏湯
- 江原亭参鶏湯
と言われてますが、「3つ目はこのお店じゃなくてあのお店だ」などいろいろ意見は分かれるそうです。
湖水参鶏湯はエゴマが入ったドロドロ系の参鶏湯だそうで、私もまだ行ったことがないのでまた食べに行きたいと思います。
日本で参鶏湯を食べるには?
日本の韓国料理屋さんでも出しているお店はありますが、本格的な参鶏湯は手間がかかるため要予約だったり、お値段もします。
手軽に本格的な参鶏湯を食べるなら、KALDIなど輸入食材などを扱うお店に1000円程度でレトルトの参鶏湯が売ってますのでオススメです!
中身をお鍋に移して煮込むだけで美味しい参鶏湯をご家庭でも楽しめます。
まとめ
土用の丑の日にうなぎを食べる日本。
伏日に参鶏湯を食べる韓国。
暑さを乗り越える為の先人の知恵が今も風習となり、両国のそれぞれの食文化として根付いていますね。
まだまだ暑い日が続きますが、うなぎや参鶏湯を食べて暑さを乗り切って頑張りましょう!
*
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
タッカンマリナでした!
アンニョン☆
コメント