【韓国語学留学】梨花女子大学の語学堂はどんなところ?メリットとデメリットは?

語学堂
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はじめに

私は数年前に9年ほど働いた会社を辞め31歳で韓国へ語学留学に行き、梨花女子大学の語学堂に3級から6級まで1年間通いました。

実際に通った経験から、少しでも韓国留学の学校選びに迷っている方の参考になればと梨花女子大学の語学堂に通ってみて感じたメリットとデメリットをお話ししたいと思います。

梨花女子大学とは?

ソウルの新村エリアにある名門の女子大で、1886年に宣教師によって設立された歴史ある学校です。

語学堂の言語教育院は1962年に開設され、韓国語教育は1988年にスタート。

梨花女子大学の語学堂には女優で韓国でもユミンという名で活動されている笛木優子さんも通われていたそうです。

梨花女子大学 言語教育院のメリット

担任2名のチームティーチング制

各クラス、担任の先生は『月水金曜日担当の先生』と『火木曜日担当の先生』2名ずついます。

他校では曜日や時間によって科目が決まっていて科目ごとに先生が異なるところもあるようですが、梨大の授業は基本教科書通りの順番で進んでいくので、その2人の先生が教科書の順番に沿って全ての科目を授業をしていきます。

なので、例えば相談したいことがある場合、月水金の先生が苦手だと思ったらもう1人の先生に相談すればいいし、月水金の先生の説明で理解が難しかったらもう1人の先生に翌日質問すれば問題解決することもあります。

梨大の先生方は優しくて親身になって考えてくれる先生が多く私は好きな先生ばかりでしたが、やはり中には「私あの先生苦手〜」って言っている子もいました。

人間なので合う合わないはありますよね。

そういう面では担任の先生が2人ずついるのは、バランスが良いなと思いました。

生徒が多国籍

よく語学堂は中国と日本の子ばかりだという話を聞いていたので、本当にそうだったらどうしようと思ってたのですが、思った以上に多国籍でした。

アメリカ、オーストラリア、シンガポール、タイ、インドネシア、トルコ、カナダ、ドイツ、ハンガリー、中国、台湾、香港、日本など…

本当にたくさんの国の友人ができました!

(ただ、男子の数は少ないです。女子大だけど語学堂は男性も入学可能なのですが、クラスに1.2名ほどだったり女子だけのクラスもあります。)

この留学で韓国だけでなく、いろいろな国の話を聞いて視野が広がった気がします。

日本人も各クラスに2人ぐらいしかいないので、日本人同士でひっつきすぎなければ、自然と韓国語で他の国の子と話せる環境です。

テストがTOPIK(韓国語能力試験)形式

全部ではありませんが、梨大の中間テストや期末テストは授業で学んだ内容を基にTOPIKの形式で出題されます。

自分がTOPIKを受験するようになって梨大のテスト上手に作られていたなぁと感心しました。

教科書の題材もTOPIKでよく取り上げられる題材を扱っているので、友人が受けた時は授業でやった内容とよく似た内容が作文の試験で出たと言っていました。

学校の先生も言っていましたが、梨大はTOPIKに強くなるようです。

쓰기(作文)がたくさん

よく西江は会話、延世は文法が強いと言われ、梨大は総合的に学べるので無難だとよく言われるのですが、確かに幅広く総合的に学べました。

しかし、あえて言えば쓰기をたくさんやった気がします。

梨大は쓰기の宿題が週に1.2回は出ます。

この宿題を提出しないと点数もらえないし結構大変なのですが、文章の構成の仕方なども一緒に学ぶので書く力がとてもつきました。

キャンパス内の病院を利用できる

まず、梨大にはキャンパス内に『健康センター』という病院があります。

こちらは語学堂の生徒も学生証があれば利用可能です。

1.2級でまだ韓国語に自信がないと韓国で病院に行くのも勇気が必要かもしれませんが、キャンパス内にあるし、先生たちも外国人慣れをしてるのでいざという時に心強いです。

私も一度利用しましたが、薬もその場で出してくれて金額も良心的でした。

綺麗な自習室

梨大の正門にあるオシャレな建物ECC内にある自習室は語学堂の生徒も学生証があれば利用できます。

入室前に学生証を使って端末でチェックインをして座席を選ぶシステムです。

とても静かなので集中できるし、夏は涼しく冬は暖かく快適なので私は毎日のようにここに通って勉強してました。

飲み物の持込はOKなので、近くのカフェで美味しいドリンクをテイクアウトして飲みながら勉強できます。

梨花女子大学 言語教育院のデメリット

追試がない

他の学校は追試をしてくれる学校もあるようですが、梨大は成績が基準より悪かったり、テスト当日に体調悪くて欠席しても追試がなく進級ができません。

続けて梨大に通いたければ、次の学期も同じ級を受講しなければいけません。

一応、次の学期に入学する子と一緒にレベルテストを受ける権利はもらえますが、それで合格して進級できる子はあまりいないみたいです。

寄宿舎はあるが入りづらい

梨大の語学堂のすぐ側に寄宿舎があるのですが、人気ですぐにはなかなか入れません。

先着順と聞いたので私も入学の前に時間の余裕を持って申し込んでみましたが、それでも待ちが60番目ぐらいでした。

それも寄宿舎に入れるかどうかは入学の1ヶ月ぐらい前にしかわからないそうで、私はたぶん入れないだろうと早々に諦めて他を探しました。

ただ、長い期間留学する予定だったら空きが出た2学期目から入れることもあるようです。

トウミの数は限られている

トウミ制度はあり希望者は申請できるのですが、語学堂の申請者が多く、トウミの韓国人学生の数が少ないと初級の子から順番に振り分けられます。

なので、1.2級のクラスは大丈夫だと思いますが、私たちの時は韓国人学生の数が足りず、3級のクラスで数人希望者がいたけど1人しかトウミをつけてもらえませんでした。

奨学金をもらえる人数が少ない

奨学金制度はあり、各級で次の学期に登録した成績優秀者の4級までは2名、5.6級は1名には奨学金として授業料の50%免除されます。

在学中奨学金を貰えるのは1度だけなので、例え成績がよくても1度貰ったら権利は次の優秀者に移動します。

奨学金があるのはありがたいのですが、他の学校は奨学金もらえる人数がもっと多かったり、成績優秀なら何度ももらえたりするみたいなんですよね。

奨学金を狙うなら、その面は梨大は少し弱いのかなと思いました。

まとめ

私は1年間通ってみて、梨花女子大は私に合っていたし、行ってよかったと思ってます。

デメリットは書きましたが、そこまで嫌だなと思うことはなく、他の学校に通っていた子の話を聞いたりして比較してみました。

他の学校の友達の話を聞くと、梨大じゃなかったら卒業までできなかったのではないかと思う部分も多々あります。

そして、一緒に学んだ友人たちにも恵まれたと思います。

未だに梨大愛が止まりません。

梨大が大好きです。

しかし、中には梨大は合わなかった(というか学ぶ環境として語学堂に通うのが合わなかった)という子も周りに実際にはいました。

行ってみなきゃわからない部分もありますが、そのズレを少なくするためにも、事前に語学堂がどんなところなのか、その学校はどんな学校なのか調べることはほんと大事だと思います。

せっかく韓国まで行って、高い授業料を払って通うのですから…

なので、あくまでも私が3級〜6級まで通って感じたことですが、少しでも皆様の学校選びのご参考にしていただければ幸いです。

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

タッカンマリナでした!

アンニョン☆

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